ウレタン舗装
product.01 レオタンαエンボス記憶に残るサーフェス
こうした問題を克服し走行感と記録向上性、耐摩耗性を飛躍的に向上させたのが『レオタンαエンボス』です。
レオタンαエンボス
の特徴

また、αエンボス工法で施工されたトラックは、表層が下層と一体化しているので、表層の強度が非常に高く、耐摩耗性にも優れています。スパイクを使用しない一般的な利用者が多い場合でも、『レオタンαエンボス』なら安心です。優れた品質を併せ持つ『レオタンαエンボス』。WA(世界陸連)認証舗装材です。
WA(世界陸連)認証

『レオタンαエンボス』は、標準タイプとRタイプに大別されますが、いずれのタイプも、WA(世界陸連)認証を取得しています。
日本体育施設の『レオタンαエンボス』は、1999年3月1日付けで、世界2社目、国内初となるWA(世界陸連・当時IAAF)公認証を取得しました。
product.02 レオタイト工法

私たち日本体育施設では、ブリスタリング対策に有効な手法として『レオタイト工法』をおすすめしています。
ブリスタリング発生の
メカニズム
夏季、気温が高くなればなるほど水蒸気圧は短時間で起き舗装に深刻な影響を与えます。また寒冷地などの気温差の多い地域、降水の多い地域も要注意です。
ブリスタリングの発生原因となる水蒸気を除去できれば、理論上ブリスタリングは発生しません。
レオタイト工法の
特徴と施工方法

従来の抜気管工法に比べて、断然低コストで施工することができ、尚かつ、効果も均一です。また、管を埋設する工程がない分、基盤を平坦に造成することができます。

レオタイト工法 下地処理状況
product.03 クーリッシュコート

そこで日本体育施設では、舗装材表面の温度上昇を抑制する効果のある、新型トップコート『クーリッシュコート』を開発しました。
遮熱のメカニズム

波長の長い赤外線は散乱しにくいといった性質を持っていますが、『クーリッシュコート』が赤外線を“散らす”ので、トラックに熱が蓄積されにくくなります。
こうしたメカニズムによって舗装表面の温度上昇を抑制、暑熱を軽減します。
クーリッシュコートの
施工方法
特殊なトップコートですが、従来品と同様に施工できますので、工期が長くなる等のデメリットは生じません。公認競技場でも採用して頂いております。
また、水系タイプのご用意もありますので、環境負荷を軽減しつつ、競技場利用者にもやさしいトラックを整備することも可能です。
product.04 カラー
コーディネーション工法

しかし、陸上競技場は国体やインターハイの主会場になるような大規模なスタジアムばかりではありません。 市民性が高く「公園」としての機能を求められるケースも数多く存在します。公認競技場でない場合、トラックの色は何色でも良いのです。
このような着眼から、『カラーコーディネーション工法』が誕生しました。
カラートラックの特徴
例えば、青いトラック。青空に映える、鮮やかなブルー。常識を覆すトラックは、必ずや地域のシンボルになるでしょう。 それだけでなく、ブルートラックは、ランナーに嬉しい機能も持っています。 青いトラックには「鎮静効果」があるため、ランナーはリラックスすることができるのです。 また、凝視力が向上するためまっすぐ走れるようになります。
ブルートラックの機能性にこだわらず、美観を重視したトラックも魅力的です。
例えば、虹を思わせるような1トラック毎のコーディネーション。 陸上競技場の少し堅いイメージを払拭する外観です。こどもたちに、もっと楽しんで“かけっこ”して欲しい。そんな思いが溢れるような、楽しいトラックに仕上がります。
こうしたコンセプトが認められ、『カラーコーディネーション工法』は、第10回都市公園コンクール建設事務次官賞を受賞しました。
施工方法
カラートラックを採用した場合でも、ウレタン舗装の施工方法は変わりません。衝撃吸収機能を果たす下層部の弾性層までは、通常の『レオタンαエンボス』と全く同じ仕様になります。
カラーリング部分は、ウレタン舗装の上層部のみですから、既存のトラックでも、一定量を切削すれば、カラートラックにリニューアルすることが可能です。
また、表面に色をつけるだけの工法ではないので、色落ちの心配がありません。『レオタンαエンボス』と同様、走行性も抜群です。
product.05 ウレタン舗装の
専門的施工方法
日本体育施設では、「いかにトラブルを起こさないトラックをつくるか」ということに対しても、積極的に取り組んでいます。

ウレタン舗装厚検査
ウレタン舗装を厳密に仕上げるためには、下地を高精度に完成させておくことが、必須条件。高精度な測量を基に下地を補正、不陸を極限まで減らしていきます。規格遵守というだけでなく、ウレタン舗装を精確に施工することは、コスト管理上も重要なことです。
ブリスタリング対策

下地サンディング

ウレタン走路施工状況

アスコン舗装水分チェック

ウレタン舗装 縁石巻込部
施工管理
舗装工事の主軸となるウレタン敷設時は、さらに細心の注意を払って、質を確保。ウレタンは危険物ですので、取り扱いにも十分留意します。
搬入時のウレタン材料は2液に分かれており、それを現場で撹拌・混合、人の手で敷設します。硬化前は“全天候型”の言葉からは程遠い状態で、気温や湿度に大きく影響されます。施工性のアップダウンも激しいので、 ウレタン舗装の施工には、百戦錬磨のスタッフが対応致します。
最表層部のエンボス層を仕上げた後、マーキング、ライン等を設置し、トラック全体を完成させます。