クレイ舗装
(グラウンド)

学校校庭や公園などの多目的広場では、クレイ舗装が数多く採用されています。利用のしやすさや、身体への負荷が低いといったメリットの大きさから普及しているといえます。一方で、適切な管理を行わないと、コンディションは著しく劣化していきます。固結してクッション性と排水性が低下し水たまりやぬかるみが発生。反対に乾燥時には劣化して保水力が減った舗装面から砂塵が飛散…。
こうした課題を解決するために、日本体育施設の校庭に最適な舗装材『ソフトグリーン舗装』と土の品質を改善する製品をご紹介します。

product.01 ソフトグリーン舗装

子供の身体に優しい舗装材であると共に、クレイ舗装の課題を低減するため、日本体育施設では『ソフトグリーン舗装』をご提案いたします。
『ソフトグリーン舗装』はグリーンコートと砂を混合して造成する“クレイ舗装の良さ”と“省管理”を両立した、クレイ系の舗装です。

ソフトグリーン舗装の特徴


『ソフトグリーン舗装』は、通常の自然土よりも比重の大きいグリーンコートと砂を混ぜ合わせることにより、グリーンコート単体の舗装に比べ、排水性とクッション性を高めました。同時に、砂塵飛散が少なく、霜上にも強いのが特長です。
こうした特性に加え、表面処理に利用する『グランドガード』も効果を発揮します。塩化マグネシウムを主成分とする表面処理材で、グラウンド表面の湿気を保ち、防塵効果を持続させます。また土中の金属イオンと結合して、グラウンドの強度を高めます。
完成後のサーフェスは、多目的利用向きで、学校グラウンドや公園の広場等に最適。幼児から、高齢の方まで、どなたにも安心してご利用頂けます。

ソフトグリーン舗装の施工方法

『ソフトグリーン舗装』の施工方法について簡単にご紹介します。
まずはしっかりした基盤工事を行うことが大前提。適切な表面勾配を確保して施工を進めます。

ソフトグリーン撹拌混合

続いて、下層となる砕石層を造成します。3~4tクラス軽量のローラーで締め固め、表層の余剰水を速やかに排出できるよう、排水性を高め、かつ、精確に仕上げます。
『ソフトグリーン舗装』の標準的な施工においては、まずグリーンコートと砂を所定のの配合比で、バックホウなどを用い、配合します。配合土を敷設し、さらにトラクターで攪拌(2次混合)し、より均一な混合土にします。その後、転圧と入念な不陸整正をして、平坦性と表面勾配を確保します。

product.02 グランドガード505

学校校庭や多目的グラウンドなどに利用されるクレイ舗装は、晴天が続き表面が乾燥すると 砂塵の飛散やひび割れといった問題を生じやすくなります。 管理があまり行われていないグラウンドでは、大きなトラブルになっているケースも多くあります。
こうした実情を踏まえ、クレイ舗装の表層を安定させるために生まれたのが 『グランドガード505』です。 防塵効果に優れた液体の防塵処理剤で、クレイ舗装のコンディションを良好な状態に維持します。

グランドガード505の効果


グラウンドの防塵対策としては、効果が比較的短期間しか持続しないとはいえ、塩化マグネシウムの散布は有効です。『グランドガード505』は、塩化マグネシウムの潮解性を利用した防塵機能を基本に据え、プラスαの効果を付加した液体防塵処理剤です。

『グランドガード505』には、グラウンド表面の微細な土粒子を凝集し、団粒化する高分子凝集剤が含まれています。 この凝集剤は浄水場の濾過工程でも利用されており、安全性の高い物質です。
グラウンド表層部の土粒子が団粒化されることによって、重くなった土粒子は風で飛散しにくくなるとともに、保水性が高くなり、表面の乾燥を抑制する効果が向上します。また高分子凝集剤は、散水や降雨によって溶け出すことが少ないため、防塵効果の持続性が高いのが特徴です。
ただし、グラウンド表面(表面から10mm程度)が完全に乾燥した場合には凝集力が低下します。その場合は、散水(場合によっては降雨)すれば水分を吸収して凝集力が回復し、防塵効果が持続します。

グランドガード505の施工方法

表層工完了後、水と『グランドガード505』を現場にて所定の割合で混合し、均一に散布します。この際、グラウンド全体に均一に散布するといった使用法だけでなく、野球場の内野やベース周りのみ、といった小面積での利用も可能です。
『グランドガード505』は、安全性の高い製品で、幼稚園や保育園、学校、公園等、さまざまな場所で安心してご利用頂けます。

product.03 クレイ舗装の維持管理


クレイ舗装は、晴天が続くとひび割れ、降雨が続くと軟弱化します。春には雑草が発生し、夏場は大量の水分が蒸発するため乾燥します。砂塵も飛散しやすくなります。そして冬季は霜上による剥離や不陸等のトラブルを起こします。
これらのトラブルを軽減するには、管理作業が必要です。
自然土と比べると、人工土の方がトラブルを起こしにくいですが、季節変化や気象の影響をほとんど受けない全天候型舗装とは異なります。人工土を用いても、天候の影響はあり、管理作業は必要です。

維持管理作業の内容

クレイ舗装に必要な管理作業のうち、鍵となるのは散水です。クレイコートは、適度に湿っていないと良好なコンディションを保てません。一方で、一度に大量の散水を行うと、ぬかるんでしまいます。 そのため、散布の度合いと回数を調整することが、大変重要なポイントになります。

レーキによる不陸整正

使用器具に配慮することも大切です。例えば、大型スプリンクラーで散水すると、水圧が強すぎて表面が荒れてしまう、といった二次的なトラブルを引き起こすことがあるからです。より良い効果を得るため、散水前にはブラシやレーキで舗装表面を整えておくことも大切です。

化粧砂散布・ローラー転圧

次に欠かせないのが転圧です。散水後、舗装に適切な水分を持たせた上で、ローラー転圧します。 この時、作業性をアップさせるため、化粧砂を散布しながら行う場合もあります。
散水と転圧は、クレイ舗装のコンディションを良好に保つ重要な両輪。しかし、舗装の固結が著しい場合は、両作業を行っても問題は解決しません。 一旦掘り起こして撹拌し、改良材を混合する等の作業が必要になるケースもあります。

霜上抑制 グランドガード散布

このほか、冬季0℃以下になる地域では、霜上抑制のために粉末タイプの『グランドガード』を散布したり、防霜シートで覆ったりする季節作業が加わります。
暖かい時期・地域の侮れないトラブルは雑草です。発生したらなるべく速やかに、根から除去します。大きくなってしまうと、ひび割れや不陸につながり、さらには中規模の補修作業を要する事態に発展します。
クレイ舗装の管理作業は、日常的に行える部分も多くありますが、専門スタッフによる集中的なケアや、部分補修等が必要になる場合もあります。 また、管理形態や用具が適しているかどうかを検討することも大切です。当社では多角的なアプローチを行っておりますので、どうぞご相談下さい。