ウレタン舗装材のこれまでと未来③
「環境対応型ウレタン舗装材」が創出する価値
ースポーツレガシー創出を目指してー
日本体育施設は創業より54年間、陸上競技場などのグラウンド舗装材やスポーツターフ(芝生)に関わる製品開発、施工、そして出来上がった施設の管理・運営を行っている会社です。
環境破壊が深刻な社会課題となる中、2023年より「スポーツ施設を、もっと使いやすく、もっとやさしく」に注力し、誰一人取り残すことなく全ての人が健康と幸福の恩恵を受けられる、持続可能な社会に向けた企業活動を加速させています。
ウレタン先生は、そんな日本体育施設で、スポーツ施設の土台となるウレタン舗装材を日々研究開発しています。
ウレタン先生の功績のひとつとして、2021年に化学メーカーと共同開発した、環境対応型ウレタン舗装材『レオタンα(アルファ)エンボスSF(エス・エフ)』があげられます。
このページでは、この「環境対応型ウレタン舗装材」の創出する価値について、ウレタンのことをまったく知らない塾生=聞き手の学生が、ウレタン先生に素朴な疑問を投げかけながら、私たちと一緒にウレタンの世界を学んでいきます。
この講座を通じて、陸上競技に関わる皆様や建設業に関わる皆様、そして、これまでウレタン舗装材について興味がなかった皆様にも、ウレタン舗装材のこれまでと未来について知っていただければうれしいです。
それでは、ウレタン先生の『公開講座』へ、ちょっとだけおじゃましてみましょう!
SDGsの達成に貢献する「環境対応型ウレタン舗装材」

塾生:
「環境対応型ウレタン舗装材」は、発がん性が懸念される物質を配合していないから、作業をする人が健康的に働き続けられるってことですよね?
環境に配慮した舗装材って、施工後の持続性にもつながるんですね!



そうなんだよ。
実はこれ、国連が2015年に定めたSustainable Development Goals(SDGs)のゴール3「すべての人に健康と福祉を」にもしっかり関わってくるテーマなんだ。



塾生:
ゴール3って、生活習慣病とか医療の話かと思ってました…。



もちろんそれもある。
でもね、「働く人の健康を守る」ことも、立派なゴール3の達成に向けた取り組みなんだよ。
たとえば、私たちが開発した『レオタンα(アルファ)エンボスSF(エス・エフ)』には、発がん性が懸念される物質『MOCA(モカ)』を使っていない。
だから、健康リスクを大きく減らせるんだ。



塾生:
でも先生、ウレタン舗装って、つくって終わりじゃないですよね?その後も長く使うものだし…。



その通り。
だからこそ、SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」も重要になってくるんだ。



塾生:
ゴール12…つくる人も、使う人も、責任を持とうってやつですね。



うん。
スポーツ施設は、建てて終わりじゃダメ。
使う人が安全に、長く快適に使えるように、きちんとメンテナンスしながら価値を保つことが必要なんだ。



塾生:
なるほど、だから「つかう責任」もあるんですね。



そう。
私たちは、施設を使うアスリートや地域の方々はもちろん、施工や補修に関わる「つくる人」の安全や健康にも責任を持ちたい。
だからこそ、SF材のような、つくる人、使う人の健康リスクにも配慮された、環境にやさしい舗装材を届けていくことが、SDGsに貢献する一歩になるんだ。



塾生:
「環境にやさしい」って、健康を守ることや、使いやすさのことなんですね!
レガシーへの注目



現在、『レオタンα(アルファ)エンボスSF(エス・エフ)』の導入は、各地で進んでいるよ。
代表的なのは2022年に完成した、平和堂HATOスタジアム。
このスタジアムはわたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025のメイン会場だよ。



塾生:
国スポ・障スポは、日本スポーツ協会と文部科学省、各都道府県の共催で毎年開催されている、スポーツの祭典ですね!
私はスポーツをしているので、毎年注目しています。



このような大型のイベントは、競技者にとってはこれまでの努力の集大成を披露できる機会でもあるね。



塾生:
ということは、「出場できてよかった」、「開催してよかった」という声が、競技者だけでなく、観客やボランティアの方々、地域住民、自治体からも聞こえてくる大会が理想ですね。



そうだね。
だから開催県は、競技会場の整備や運営の工夫を通じて、関わる全ての人に喜ばれる大会づくりを目指しているんだね。
2025年に関して言えば、滋賀県の国スポ実行委員会が、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポMLGs(マザーレイクゴール)宣言」で環境に配慮した大会を目指しているよね。
発がん性が懸念される物質を配合していない「環境対応型ウレタン舗装材」は、大会レガシーの創出など、多大なる貢献ができるね。



塾生:
「環境対応型ウレタン舗装材」は、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ2025の競技面や安全面で貢献しているということですね。



さすが!その通りだよ。



塾生:
ウレタン舗装材は耐久性が高いから、完成後のメンテナンス改修も削減できるってことですよね!



その通り!ウレタンについて理解してくれたみたいで先生はうれしいよ
スポーツ施設の未来へ。スポーツレガシーの創出



『レオタンα(アルファ)エンボスSF(エスエフ)』は、これから先もさまざまな大会やイベントにおいて、スポーツレガシーを創出する、持続性の高いウレタン舗装材として活躍すると思うんだ。



塾生:
私もそんな予感がします!
日本体育施設では、環境に配慮したエコフレンドリーな取り組みって他にどのようなものがあるの?
ウレタン先生の解説
この世の中が便利になるに従い、環境問題も増えているよね。中でも温暖化の影響による暑熱環境でのスポーツは、対策が急務だね。
川崎フロンターレアカデミーチームの躍進に、日本体育施設の製品『フィールド冷却細霧システム』が貢献したことが話題になっているよ。
温暖化の影響で、スポーツ環境の改善が喫緊の課題になっている中で、このシステムは、細かいミストの気化熱で、フィールドの温度を下げる効果があるんだよ!





塾生:
快適な環境で練習ができたことが好成績につながった、ってことですね。それは素晴らしい!
夏場のスポーツイベントでの熱中症対策にもなりますね。まさに、次世代の暑さ対策ですね。



陸上競技場の暑さ対策として『クーリッシュコート』という製品もあるよ。



塾生:
たしかに!!
陸上競技場のトラックを触って「あちっ!」となったことは何度もある・・・



そうだね。
暑熱対策は進められているけど、温暖化の進行も進んでいるからね。
スポーツ環境の暑熱対策は、日本体育施設が今後最も注力してゆく分野のひとつだよ。
次の一歩を踏み出そう


ウレタン先生の
プロフィール
ウレタン工事に従事して40年。ウレタン舗装材の専門技術



ウレタン先生も参加する、日本陸上競技連盟主催のリレーフェスティバルで「環境対応型ウレタン舗装材」の説明をしているよ。
これからもスポーツの楽しさや、スポーツを通じた社会貢献の喜びを一人でも多くの方に知ってもらうために、イベントなどでお伝えする機会を増やしていくよ。



塾生:
ウレタン先生に何度も会えるってことですね!



そうだね。これからも色々なところに出没するからね。
楽しみにしていてね!

