フィールド競技の施設

陸上競技は大きく二つに分けることができます。ひとつは、トラックを走るトラック競技。もうひとつは、跳躍や投てきなど、トラック以外の場所で行うフィールド競技です。特にフィールド競技は助走路や踏切板、砂場などを使用して行われるため、いずれも公認規則に合致した競技施設を整備しなければなりません。
こうした陸上競技に必要な各種付帯施設の施工を日本体育施設は行っています。

product.01 トラック競技やフィールド競技への対応

踏切板 施工状況

砂場枠 施工状況

棒高ボックス 施工状況

フィールド競技は、各種の競技施設を使用して行います。例えば、走幅跳なら「助走路」と「踏切板」と「砂場」、砲丸投なら「砲丸サークル」と「砲丸落下域」といった具合です。公認競技場の場合は、こうした競技施設が必要な数だけ整備されていることが要求されます。同時に、十分精確に設置されていることも求められます。
ここでは、各種の競技施設について簡単にご紹介していきます。

跳躍競技の助走路

まず、走幅跳や三段跳で使用される助走路から。アウトフィールドに設置される例が多く、表面排水が滞りやすい施設でもあるため、施工時には特に高さの管理が重要になります。
隣接して設置される砂場は、公園の砂場とは異なり、大きさや深さ等、規則に準ずるよう仕上げます。また、競技者の安全性を確保するため、砂場枠にはゴム製の枠を取り付けています。

棒高ボックス 設置完了

そのほか、助走路には棒高跳で使用する棒高ボックスも設置される場合があります。棒高ボックスや走幅跳の踏切板は、競技を行わない時には蓋をかけておきます。

投てきサークル

円盤サークル 設置完了

次に、投てき競技で使用するサークルを挙げます。サークルの表面は、コンクリートの刷毛引き仕上げを施します。
円盤サークルとハンマーサークルは、兼用されることが多いですが、規則ではサークルの大きさが異なるため、競技時はドーナツ型のリングを設置して調整します。

円盤サークル 施工状況

落下域は、砲丸投に関しては半円の全天候型舗装の中に設けられる例が多く、その場合、緑色スクリーニングスやアンツーカといったクレイ系の材料で舗装されます。

陸上競技場の競技施設について
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