環境対応型ウレタン舗装材を導入した香川県立丸亀競技場の改修工事が完成しました。

WA(世界陸連)クラス2認証を取得

2022年7月に、香川県丸亀市の香川県立丸亀競技場主・補助競技場の改修工事が完成しました。
香川県立丸亀競技場(Pikaraスタジアム)は、400mトラック9レーンの日本陸連第1種公認競技場です。今回、新たにWA(World Athletics、世界陸連)クラス2認証を取得しました。
工事にあたり、ウレタン舗装に人と環境にやさしい舗装材「レオタンαエンボスSF」が採用されました。
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環境対応型ウレタン舗装材『レオタンαエンボスSF』

レオタンαエンボスSF』は、労働安全衛生法特定化学物質障害予防規則(特化則)非該当のウレタン舗装材です。また、WAがトラック舗装材に要求する衝撃吸収性や垂直変位量等の規格に適合したWA認証の舗装材です。
今回の工事は、2021年12月に完成した札幌市円山競技場(北海道)、2022年3月に完成したひたちなか市陸上競技場(茨城県)での施工に続き、3例目の施工です。

WA舗装材認証書

主競技場

主競技場は走路、助走路と半円部のウレタン舗装を全面改修しました。競技施設は、棒高跳用ボックスを最新ルールに従い改修。また、摩耗したカービングの改修や砲丸落下域の拡幅工事等を実施しました。
さらに、マーキングは、『WA Track and Facilities Manual』に準じてリニューアルし、クラス2認証競技場へ生まれ変わりました。

全景

メインスタンド側直走路

第2曲走路

室内練習場


室内練習場はウレタン舗装の摩耗した箇所を切削・オーバーレイで改修し、汚れている箇所は洗浄を行いました。

補助競技場


補助競技場はウレタン舗装が摩耗したスタート部、三段跳と棒高跳、やり投の踏切部をウレタン切削・オーバーレイで改修しました。また、主競技場と同様に、最新ルールに従って棒高跳用ボックスの改修を実施し、日本陸連第3種公認更新を行いました。
マーキングは、主競技場と同一であるWAのマーキングにリニューアルしました。