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水分調整型土壌システム

スポーツターフの土壌構造は、排水性に優れていることが必須条件です。サッカーやラグビーといったスポーツは、悪天候でも行われる場合が多いので、 “降雨後や降雨時でもプレー性の低下しないターフ”であることが重視されるからです。芝生の生育環境上も、水はけの良さは大切な要素です。

しかし、逆の観点に立つと“スポーツターフの土壌は大変乾燥しやすい”と言えます。度重なる散水は、手間やコストを増幅させるばかりでなく、環境へも負荷をかけます。

そこで、当社は降雨を最大限に利用することを考えました。尚かつ、散水作業を軽減させることを目指し『水分調整型土壌システム』を開発しました。

水分調整型土壌システムのメカニズム

球技場の芝床部分をプール状の貯水槽にし、降雨時や散水した水を貯水します。雨水は床土の砂層を通過している水なので、非常に綺麗な状態で保たれます。
そして晴天時には、芝生が自ら吸水できるよう、水位調整桝によって、水位をコントロール。水位を高くすれば土壌水分が増え、水位を低くすれば土壌水分が抜かれます。
芝床の給排水を調節することが可能なので、管理の手間やコストを削減できます。

水分調整型土壌システムの評価

「散水」という面だけではなく、ターフの健全性を向上させる可能性も持っています。土壌の深い位置から吸水させる仕組みなので、芝生は自然と地中深くまで根を張るようになります。根をしっかり張った芝生は、耐踏圧性に優れ、スポーツに適したターフになります。

こうした機能が認められ、平成12年、本システムは、当時建設大臣の認定機関であった(財)都市緑化技術開発機構より、技術審査証明書の交付を受けました。
(「水位調節機構を持つ貯水型芝床構造」 平成12年12月27日 
技審証第1202号 )

施工方法

はじめに、路盤を整正して抜気管を布設した後、遮水シートを保護するためのクッション砂を敷き均します。そして水位調整管(暗渠管)の管路を掘削した上で、遮水シートを展開し、熱溶接しながら巨大な“地下プール”をつくりあげていきます。
路盤までの基礎土工を終えた後、遮水シートと貯水システムに関する工事を完了させるのに要する期間はおおよそ6週間程度です。

シートの敷設が終わった後は、通常の芝生工事と同じ手順で工事を進めます。まずは水位調整管を布設し、遮水シートを傷めないように排水管と床土を造成。そして、ターフをつくります。

施工実績
ユアテックスタジアム仙台清水NTC 幕別町陸上競技場東京海上
グランド八王子球技場